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墨入れ
タミヤエナメルのつや消し黒(XF-1)をタミヤエナメルカラー用薄め液で約5倍程度に薄めたものを用意しておきます。これを黒で塗りたい溝の部分に流し込みます。そして乾くまで待ってから黒を剥がしたい突起部分を、タミヤエナメルカラー用薄め液を染み込ませた綿棒でこすり黒の塗料だけを拭き取ります。カタパルトや艦橋の窓、舷窓、高角砲の溝などに墨入れをすると良いでしょう。
写真では、カタパルトと煙突周囲のトラス構造の表現、高角砲の溝に墨入れを使用しています。
ウォッシング
段差や突起物を際立たせたいときに使用します。ウォッシング用にはタミヤエナメルカラー用薄め液にタミヤエナメルカラーのつや消し黒(XF-1)を少しだけ加えたものを用意しておきます。ウォッシングの場合は色を置きたい部分の周辺全体に色を塗り、乾く前にエナメルシンナーを染み込ませた綿棒や、ティッシュペーパーで程よく色が残る程度まで拭き取ります。拭き取る時にエナメルシンナーではなく、ジッポライターのオイルを使うと拭き取った後に中途半端なツヤを残さずに拭き取れるらしいです。
写真中央の艦橋の最上階の平面にウォッシングが施してあります。使い方によっては汚く見えるので加減が難しいところです。また、明るい色の下地につや消し黒でウォッシングするのは避けた方がいいでしょう。
ウェザリング
鉄さびの表現ぐらいしか私は施していません。ドライブラシなどの使用も考えられますが、ウォーターラインシリーズは1/700と縮尺が小さいのと、ウェザリングが目立ってしまうと不自然になるのが理由で、私の場合は基本的に汚しはさびの表現にタミヤエナメルのレッドブラウン(XF-64)を薄め液でかなり薄めて、さびの出そうな部分に極細面相筆で描き、エナメルシンナーを含ませた綿棒で余計な塗料を拭き取る感じで表現しています。
写真中央の救命ボートの支柱の下にさびが流れ落ちているような表現をしています。あとは、いかりの下にさびを描くのは基本です。
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