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解説!ウォーターラインシリーズ

軍艦模型の写真を並べた画像

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8.細かいパーツの塗り分け方

 ボート類、艦載機など、細かい色の塗り分けが必要なパーツには極細の面相筆を使いますが、使い慣れないうちはなかなか難しいものです。ここでは、カッターボートのパーツの塗装の方法について軽く触れておきます。

救命ボート塗装前

 ボート類のパーツはパーツ1個ですので、ランナーに付いたままで塗装します。塗装後にランナーから切り出して、ゲート部分の色を塗り足せば完成します。

 まずは、広い面積を塗ると思われる、ボート裏面の軍艦色から塗りました。最初に塗る色は後から修正が利くのと、色の境界線は少しはみ出し気味に塗る必要があるので、普通の面相筆を使って塗りました。

面相筆での塗装

 面相筆を使う時は、筆を持つ右手の小指をランナーなど安定したところに当てて、右手をぶれないように固定しながら描くと、思ったような線を描きやすいです。

 塗り終わってドライヤーで乾かすことしばし・・・。(ドライヤーは軽く当てるようにしましょう。強風を当てると塗膜表面が波打ってしまいます。)

 次に表面の木甲板色を塗ります。ここからは細かい塗り分けが必要になるので、極細面相筆の登場です。

面相筆で木甲板色を塗る

 木甲板色は隠ぺい力の弱い色ですので、何度か塗り重ねて発色を確かめながら塗りましょう。これで木甲板色が塗れました。少しはみ出した部分もありますが、それは後で修正します。プラモの塗装の場合、色がはみ出すのは後で修正が利くので構いませんが、塗り残しはしないように塗りましょう。

次に、船体下部の軍艦色の修正と、軍艦色の上部構造物の塗装をします。

極細面相筆で軍艦色を塗る

このように、軍艦色の部分と木甲板色の部分の塗り分けが完了しました。

ボートの塗装・途中経過

最後に上部構造物の白い部分を塗ります。

救命ボート・塗装後

 実際には写真のように1回で決めることは出来ませんでしたが、修正修正を繰り返しながら細かい塗り分けを完成させます。

 以上でカッターボートの完成です。ボート類や艦載機のような小物類は、観る人の目を引きますので、なるべく正確な塗り分けが出来るように頑張りましょう。

7.塗料のメンテナンス

9.シンナー臭対策

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