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4.空母飛鷹の作り方
空母隼鷹の姉妹艦である飛鷹ですが、残念なことにいまだにキット化されていません。基本的に隼鷹と形状は同じと考えられていますが、飛鷹はマリアナ沖海戦時(昭和19年6月)に沈没しているので、飛鷹を再現しようとするならばタミヤの隼鷹のキットを昭和19年6月当時の状態に変更してやらなければなりません。このページにはそのおおまかな方法を書き記しておきます。
【参考写真1】空母飛鷹(撮影年月日不明)
【参考写真2】空母飛鷹(昭和18年10月7日撮影)
手順
- 艦首にある三連機銃一基(パーツNo.46)を撤去する。船体パーツ側の受け皿も削り取る。
- 左舷右舷前部にあるロケット砲座(各三基ずつ設置されているやつの受け皿)をノコギリ等で切除します。(参考写真1を参照)
- 参考写真2をもとに、船体パーツの四角い突起(パーツNo.8が乗る部分)を切除し平坦化する。パーツNo.8も艦橋パーツの形状に合わせて小さくする。また、パーツNo.8にある本来マストが乗るはずの3つの穴は埋めておくこと。パーツNo.8は廃棄してプラ板等で作り直すのも良いでしょう。(参考写真2を参照)
- マストは艦橋直後の木甲板の高さに設置します。(参考写真2を参照)パーツNo.13は、船体後方からマストを支えるように接着する。(隼鷹の説明書とは前後逆。ただし斜めではなく左右均等に支えるように配置。)また、13号電探(パーツNo.12)は取り付けません。
- 艦橋前(艦橋直前の高い位置のパーツNo.46×1個のみ)、艦橋後(マスト直下のパーツNo.46×1個のみ)の機銃を省略します。ただし、艦橋前方の木甲板の高さにある1個と、艦橋後方の同じく木甲板の高さにある1個は残します。(参考写真2を参照)
- 前マスト(パーツNo.15)の見張り台は飛鷹には無いので、(参考写真2を参照)削り落とします。
- 本体色の塗装は軍艦色2(タミヤアクリルの場合は呉海軍工廠色)をお勧めします。
【参考写真3】隼鷹右舷より
【参考写真4】終戦当時の隼鷹
【参考写真5】隼鷹(対空機銃未搭載)
※隼鷹キットの前端部の飛行甲板の支柱は一本しかありませんが、実際には複数本あったとされています。正確を期するなら支柱を追加されるといいでしょう。また、この記事はネット上の情報を元にしていますので、必ずしも正確であるとは言い切れません。
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